宇宙技術 2016 9 18

JR東海が進めるリニアモーターカーは、宇宙技術に少し近づいたかもしれません。

 遠くへ早く行こうとするならば、どうするか。
強力なエンジンが必要になる上に、
燃料も、たくさん必要になってくるでしょう。
そうなると、ロケットも宇宙船も巨大化してしまうでしょう。

 話が抽象的になりましたので、鉄道で考えてみましょう。
まずは、蒸気機関車で考えます。
 蒸気機関車で、遠くへ早く行こうとするならば、
まず、蒸気機関を強力なものにする必要があります。
そうすると、蒸気機関の巨大化は避けられないものとなります。
さらに、石炭も大量に搭載する必要があります。
 次は、電車になると、どうなるか。
遠くへ早く行こうとするならば、
まず、モーターを強力なものにする必要があります。
次に、強力で巨大な電池を搭載する必要があります。
 しかし、電池を巨大化させるのは現実的ではないので、
駆動エネルギーは外部から調達することになりました。
つまり、電線から電車に電力を供給する方式です。
 さて、リニアモーターカーは、どうなっているか。
もはや、モーターのような駆動装置すら搭載されていません。
単なる箱が超高速で移動するだけです。
(箱には強力な磁石がついています)

書名 宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学
著者 半田 利弘  誠文堂新光社

 「宇宙戦艦ヤマト2199」は、少年向けの人気アニメです。
だから、この本も、子供向けの本かと思いましたが、
中身は、真面目に天文学を論じている本です。
著者が天文学者だからでしょう。
 そういえば、アメリカでは、
科学者が「スターウォーズ」について科学的に分析していました。

宇宙のトンネル 2010 8 1

 宇宙にトンネルがあると言ったら大変なことになるでしょうか。
おそらく、科学者たちは、
「いったい誰が、どのようにして作ったのか」と議論になるでしょう。
 しかし、それは、余計な詮索と言えるでしょう。
こう考えてみれば、どうでしょうか。
車で道路を走っていたら、トンネルがあった。
トンネルを通れば、向こう側まで10分で行くことができます。
 しかし、このトンネルは、
「いったい誰が、どのようにして作ったのか。
それがわからない限り、トンネルを通ることはできない。
だから、私は、峠道を5時間もかけて向こう側まで行く」という人がいるでしょうか。
たいていの人が、何も考えず、便利にトンネルを使うでしょう。
 やがて、人類も、何も考えず、
便利に宇宙のトンネルを使うことになるでしょう。



























































































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